MTxの抗動脈硬化作用...

画像:リウマチの基本薬、メトトレキサートについて 
(城北病院リウマチ科 村山 隆司 先生のもの Orz~)

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スタチンのプラーク退縮作用は2/3で残り1/3には見られないらしい...
関節リウマチのアンカードラッグとして標準薬のメトトレキサート(MTx)にCVD(脳血管障害)が有意に抑制されることはすでに指摘されて久しいんだけど...しかも、それまでのDMARD(疾患修飾性抗リウマチ薬)では見られなかった寿命延長効果を持ってたんです...RAの方の寿命はそれまでは7年くらい短かった...その理由ってのが...肺炎をはじめとする感染症と動脈硬化による心筋梗塞とか脳梗塞が多かったわけです...
その理由は炎症が抑制されることによると思ってた...^^;
一般に、動脈硬化とhCRP(高感度CRP)は相関してると言われてるから...
but...よく考えると...ステロイドだけでも炎症は抑制されるわけで...hCRPをマッチさせても有意にMTxが優るとするなら...単に炎症を抑えるからという理由だけじゃないわけね...?
ステロイドでも動脈硬化は促進されるわけではないとは言われているようで...逆にeNOS活性作用も持ってることがわかってきてるのですが...少量のステロイドだけでRAのコントロールできる方は少ないし...比較できなそうなんだけど...いままで、動脈硬化を抑制するってな話は聞いたことないので...
かといって...少量ステロイドにも同じ効果がないとはわかっちゃいないのよ...^^;
もし、ステロイドには見られずMTxだけに見られる効果なら...
ステロイドは炎症を起こすIL-6を抑えることでCRP産生を押さえ込んでるだろうけど...
MTxはIL-6を押さえるよりももっと前の段階に働いてて...抗動脈硬化も現れ、抗炎症効果も持っている...
そう理解すればいいのかな...?
MTxの抗炎症効果の一つはアデノシンを抑制するからだって言われてる...そのアデノシンは血管を拡張する...わたしは...副腎不全時のショックにこのアデノシンが関与してるのではないかと思ってるんだけど...NOもかもしれないんだけど...^^
そうなら...それを抑制してるなら...ステロイドも同じく動脈硬化抑制作用を持ってても不思議じゃないんだけど...?...まだまだわからないことが多すぎる...^^;...

見つけたぞぉ~!!
やっぱり...ステロイドにも抗動脈硬化作用はありそうよ♪
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吸入ステロイドの動脈硬化に対する効果
●プレゼンテーション
動脈硬化性疾患は,慢性炎症性疾患として位置 づけられている.そこで,抗炎症薬である吸入ス テロイドの継続治療が喘息患者の動脈硬化に対し て影響があるか否かを検討した.宮武内科通院中 の喘息患者で,2004 年6 月~2005 年12 月に頸動 脈B モード超音波(大阪大学医学部内分泌・代謝 内科,大月道夫先生による)検査を実施した.喘 息245 例中,65 歳以下,2 年以上ICS にて加療, 全身性ステロイド(プレドニゾロン換算10mg/月 未満)投与という条件に適う108 例を対象とした. 頸動脈硬化の診断基準は,平均IMT 値(内膜中 膜複合体厚)1.1mm 以上とし,それ以下であって もプラークの存在が認められた場合は頸動脈硬化 と診断した.
今回の臨床研究に先立って282 例の非喘息患者 による予測IMT 値が算出されており5 ) ,当該108 例の実測値と比較したところ,平均IMT 値は ICS 投与群において有意に低下していた(図7 ).
このことから,喘息患者の動脈硬化の程度は非 喘息者に比べて軽度であること,その理由として, 吸入ステロイドによる治療が抗動脈硬化的に作用 している可能性が示唆された.」
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