アニサキスという線虫とピロリ菌とのアンサンブル...^^

アニサキスという線虫(犬と同等の1200種の嗅覚受容体を持つ線虫の行動特性を持つ)の一種が早期胃がんの部分に食いつきやすいという話は以前アップしましたので、重複してるかもです Orz

線虫が担ガン患者さんの尿に引き寄せられるのと同じなのでしょうが、

同じ線虫であるとされるピロリ菌が早期胃がん病巣(進行癌にも)に食いついている報告があります。今まで、その視点で見てなくて、そいつを鉗子でつまんで退治しておしまいでした...今後はその目で注意深く観察しなくてはと思ってます。

 

https://dm-net.co.jp/calendar/2020/029947.php

20200302日 尿1滴でがんを早期発見 高感度・低コストのがん検診が実用化 世界初」

http://www.jichi.ac.jp/openlab/newsletter/letter98.pdf

「がんと匂いの研究について」

 

その化学物質は判明してるのかなぁ?

以下の話からすると、ジアセチルスペルミンってやつかいな???


画像:https://www.j-cast.com/trend/2015/03/13230225.html より 引用 Orz〜

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   九州大学の研究チームは、細長い糸状の寄生虫である線虫「C.elegans」ががん患者の尿に引き寄せられ、健常者の尿は避けるとことを突き止めたと2015年3月12日に発表した。「n-nose」と名づけられたこの技術が実用化されれば、数百円の費用で高い精度を持つがん診断を受けられるようになるという。アニサキスやギョウチュウといった線虫は、犬と同等の優れた嗅覚を持っている。研究チームはがん患者に特有の匂いがあることを利用し、線虫ががん細胞の培養液や血液に反応するかを調べた。その結果、がん細胞特有の分泌物の匂いに対して線虫が反応し、がん患者のがん組織と正常組織では、がん組織の方を好むことが分かった。 血液よりも採取が簡単な尿を用いた実験でも、がん患者24人中23人(95.8%)の尿に引き寄せられた半面、健常者218人中207人(95.0%)の尿を忌避し、これまでのがん診断よりも圧倒的に高い精度を示した。「ステージ1」の早期がんにも反応したことから、従来では見落としていた段階でのがんを発見できる可能性も示唆されているという。 論文は米国のオンライン科学誌『PLOS ONE』に掲載された。


https://www.kokorono-clinic.com/blog-kokorono-sensei/2416.html より 引用 Orz〜

おしっこで “がん” をまとめてスクリーニング出来る検査、ジアセチルスペルミン (Diacetylspermin) 

ヒトの体内には4種類のポリアミンがあり、モノ(mono)体とジアセチル(diacetyl)体が、それぞれ2種類存在します。(ギリシャ語で「mono」は「1」を、「di-」は「2」を意味します)

さて、がんを持たれる患者さんにおいて、尿中ポリアミンの排泄量が増加することは、1971年Russelによって報告されました。 しかし、ヒトの体内にある4種類のポリアミン値を同時に測定すると、悪性腫瘍も悪性腫瘍以外の炎症性疾患 (心筋梗塞、肝硬変、創傷治癒過程)も、ともに尿中ポリアミン排泄量が増加し、腫瘍マーカーのスクリーニング検査としてはまだまだ不十分でした。しかし最近になり、がんを持つ患者さんの体内では、アセチル体ポリアミンがモノ体ポリアミンと比べて有為に高いことがわかり、腫瘍マーカーとして注目され始めたのです。特に、尿中のジアセチルスペルミンは、他の腫瘍マーカーよりも早期に変動するために、鋭敏ながん細胞の活動性マーカーとして用いられています。進行ガンを持つ患者さんの70~88%、粘膜や大腸の壁にとどまっている早期ガンの60%で確認できたというわけです。


画像:https://nori2342.jimdofree.com/資料-尿中ジアセチルスペルミンによる各種がんの早期診断法の開発/ジアセチルスペルミンは早期がんぼ検出感度が高い/ より 引用 Orz〜

ジアセチルスペルミン000

その物質であれば、がん細胞からのもののようですけどね...

それに反応する薬剤を散布すれば、存在と部位がわかるようになるかもで..内視鏡的に見逃しが減ると考えられます。(肉眼で見つかるよりも小さながんでも食いついてくれるなら、ここ掘れワンワンってことに ^^)


そのことと多少関係してるかもしれない可能性のある話を以下のサイトで見つけました♪

https://www.fukuoka-tenjin-naishikyo.com/blogpage/2019/03/31/3472/

ピロリ菌から胃がんに至る「本当の理由」2019年3月31日


また、ピロリ菌がらみでの面白い論文を見つけました ^^

画像:http://www.hospital-mutsu.or.jp/journal/201701/6.pdf より 引用 Orz〜
ピロリ菌とJHR000

ピロリとJHR英文抄録 2017
ピロリとJHR001

ピロリとJHR003

*ヤーリッシューヘルクスハイマー反応(JHR)と読むのでしたわね...^^;
この症例の梅毒反応は(-)と示されています...

https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応 より Orz〜
ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応、ヘルクスハイマー反応(Jarisch-Herxheimer reaction, JHR)とは、 梅毒レプトスピラ症回帰熱などの治療などの為にペニシリンなどの抗菌薬を投与した結果、梅毒などの起因菌が体内で大量に死ぬことによって、患者に発熱などが起こることである。名称は、アドルフ・ヤーリッシュ Adolf Jarisch senior (1861-1942) カール・ヘルクスハイマー Karl Herxheimer (1861-1944) にちなむ。

症状

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応の症状としては、次のようなものが知られている。

  • 全身の倦怠感
  • 発熱
  • 頭痛
  • 悪寒
  • 筋肉痛
  • 頻脈
  • 体温の上昇
  • 呼吸切迫
  • 血圧の低下
  • 一時的な病変部の悪化

通常は投与後1〜4時間前後から始まり、24時間で軽快する。病原の細菌が大量に死滅・破壊されて、細菌内部の毒素が血液に混入する事が原因と見られている。この機序から明らかなように、他の感染症の治療の目的で抗菌薬を投与した時にも起こり得る反応である。例えば、梅毒患者に対してヘリコバクター・ピロリの除菌を行った場合などが挙げられる  

注釈

  1. ^ 2018年現在、ヘリコバクター・ピロリの除菌には3剤併用が基本である。この3剤のうちペニシリン系抗菌薬のアモキシシリン(合成ペニシリン剤)は、梅毒の治療にも用いられることのある抗菌薬である。つまり、ヘリコバクター・ピロリの除菌の目的で投与されたアモキシシリンは、ヘリコバクター・ピロリだけではなく、梅毒の原因菌であるスピロヘータに対しても殺菌的に作用する。

これは、薬物アレルギーとは考えられてなくて、機序は未だ詳らかにされてはいないようですが...
壊れた虫体から漏出した何らかの成分が自然免疫を刺激することで発症してるのではないのかしらん?
慢性蕁麻疹の原因の一つにピロリ菌感染が考えられており、除菌で良くなる報告もされていますが、これも、自然に死滅する菌体成分いよるJHRの症状と考えられなくもないし、上の論文ですいそくし問題提起されてるように除菌した時、発疹が出た時は、治療を中断するわけですが、それでもじょkんに成功できるようで、それは安堵としても、カルテへの記録として、その時使われたサワシリン(ペニシリン系)やクラリス(マクロライド系)でのアレルギーがあった記載をするようになることが、ま、後者の可能性は少ないと言われているにしても、除菌不成功の場合や他の疾患の治療時にペニシリン系全般において使いづらくなるわけです...このJHRと本当の薬物アレルギーとの鑑別は困難なのが現状のようで...^^;;

画像:https://colopro.jp/blog/胃アニサキスはなぜ痛い?/ より 引用 Orz〜
アニサキス-300x256
このアニサキスによる胃の痛みは、虫体が粘膜に刺さった痛みではなく、アレルギーによるものと考えられています。...アレルギーによる蕁麻疹ようなら、痒いわけですが、胃では痒みを発症するヒスタミンが痒みと感じる代わりに痛みとして感じるのかな?(胃や腸や脳も...痒いと感じたことは確かにないもんなぁ...^^)

画像:http://medical.radionikkei.jp/maruho_hifuka/maruho_hifuka_pdf/maruho_hifuka-190328.pdf 
より 引用 Orz〜
痒みの伝導路000
また、アニサキスに食いつかれた時に感じる強い腹痛や蕁麻疹に関しても、JHRの可能性はどうなんだろう?...普通は、胃粘膜を鉗子でつまんだって痛くもなんともないわけですから...
つまんだ途端に、痛みが消失するとも言われてるし...その痛みも蕁麻疹も、少量のステロイド投与でそれらの症状が消失しちゃうようですけど、その機序ってのもよくわからないままですけど...^^;

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201608/547953.html より 引用 Orz〜
夏から秋にかけてサバやサンマがおいしい季節に増える消化管アニサキス症。ステロイドと抗炎症薬によるアレルギー治療により激痛を緩和できることから、まずは薬物療法を実施し、患者の状態が落ち着いた後に内視鏡的虫体除去術を行う医療機関が徐々に増え始めている。 消化管アニサキス症(アニサキス症)は、海産魚介類の生食を食文化に持つわが国では、比較的多い寄生虫症の1つだ。虫体が胃粘膜に穿入する胃アニサキス症が多いが、小腸や大腸に至り腸アニサキス症を起こすこともある。胃アニサキス症では、魚介類生食の数時間後に激しい上腹部痛を生じ、腸アニサキス症では10時間後から数日後に激しい下腹部痛を生じる。悪心、嘔吐などを伴う場合もある。

 アニサキス症は、これまで虫体が穿入した物理的刺激により痛みが生じると考えられていた。そのため、胃粘膜に穿入している虫体を内視鏡下で摘出する内視鏡的虫体除去術が基本的な治療法とされる。ただし、虫体の摘出が難しい腸アニサキス症では、腸閉塞症状を呈していなければ対症療法を行い、虫体の自然脱落を期待して経過観察することが多い。こうした従来の治療法に加えて、昨今、「症状緩和にステロイドと抗炎症薬を併用する治療が徐々に広がりつつある」と言うのは、岩手県立宮古病院消化器内科長の齊藤慎二氏。薬物治療によるアニサキス症の症状緩和は、大島医院(宮城県気仙沼市)院長の山本馨氏が20年以上前から実施している治療法だ(関連記事)。 山本氏は、アニサキス症の腹痛は、虫体の分泌物による局所の即時型アレルギーが原因と考え、20年以上にわたり190人の胃アニサキス症患者に対して、ステロイドと抗炎症薬を併用する治療を行い効果を確認している。具体的には、デキサメタゾン(商品名デカドロン他)1.65mgと生理食塩水20mL、抗炎症薬として強力ネオミノファーゲンシー(グリチルリチン・グリシン・システイン)20mLを静注している。齊藤氏は、山本氏の報告を聞いたことがきっかけとなり、アニサキス症にアレルギー治療を取り入れた。山本氏は、薬物療法のみを実施しているが、岩手県立宮古病院では薬物療法で症状を緩和した後に虫体を除去している。


JHRは普通一過性なので、確立した特別な治療法はなく、対症療法やステロイドが使用されたりするらしい。


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*ところで、抗線虫駆除薬のイベルメクチンは当然、アニサキスにも効くわけですね♪

イベルメクチンにによる線虫治療時のJHR小れってのが増えるかもです?

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