銀毛に覆われたアリ...☆...バイオミメティックス...☆

画像:https://wired.jp/2015/06/23/saharan-ants-heat-survival/ より 引用 Orz〜
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2015.06.23 銀毛に覆われたアリが、耐熱テクノロジーのヒントを生む
サハラ砂漠に棲むアリの一種「サハラン・シルヴァー・アント」(学名:Cataglyphis bombycina)は、独特の形状をした体毛を使って太陽光線を制御し、砂漠の酷暑をしのいでいることが明らかになった。気温が摂氏70度に達することもある日中のサハラ砂漠で餌を探し、巣穴を掘るこのアリは、その体温を常に、自身の限界温度である53.6度以下に保たなければならない。今回の研究によって、このアリの背中と体側は、横断面が三角形をした体毛に覆われており、この毛が広い範囲の電磁波を操作可能であることがわかった。銀色の体毛は、しばしばアリの姿をサハラ砂漠を転がる水銀粒のように見せる一方、2つの方法で彼らの体を冷やしている。まず、この体毛は太陽光スペクトル(可視光線および近赤外線の波長領域)における体表面の反射率を高める。そして、中赤外線領域において、過剰な熱を熱放射により体外へ排出する能力を高める。この冷却効果は、アリが晴天の炎天下にいる条件において機能し、体毛をもたない場合と比べて体温を約5~10度低下させる。」

*夏服への応用!!...夏のマラソンウェアー にどう? ^^
逆に、毛皮を着て傍観してるけど...犬の皮膚、シロクマくんの毛皮なんぞも冬服に応用できるはずあるね?

38億年前にこの地球上で生まれた生命は、地球上のいたるところに適応して生き続けてるわけで、
彼らの秘密を解くことが、人間が有限の間に考えるよりもすでに最適解を見つけてるわけよね?
フレミングが青カビからペニシリンを見つけたように(陳腐な例えで、カビ臭いけど...^^;)、DNAが二重らせんのように鋳型からのコピーで連綿と情報をバトンリレーしていくように...
すでに、新幹線の先頭の形状がいるかの頭に似てるとか?
ガラガラヘビの赤外線センサーとか、保護色とか、ドルフィンキックとか?...取り入れられてはいるけど...自然の生き物の中からまだまだ発見して、活かせるものがうんとこさあるはずあるね ^^
風の中を安定して飛ぶ「トンボ」の飛行システムが、ドローンなどに応用されたらば?
犬の嗅覚、聴覚の鋭敏さが機械的に応用できるようになれば?
AIに開発してもらうよりも、まだ、先をいってる生き物が居てるんじゃないかいなぁ???

すでに...この分野の学問ができてて...^^
https://wired.jp/2013/12/02/biomimetics/ より 引用 Orz〜
世界が注目するバイオミメティクス
BioniCopterのように、生物がもつ優れた性質を、新たな材料や製品の開発に生かそうという取り組みが「生物模倣(バイオミメティクス)」と呼ばれる分野だ。「バイオミミクリー」「バイオインスパイアード・テクノロジー」と呼ばれることもあり、それぞれニュアンスは少しずつ違うが、大きな概念としては同じものと考えていい。バイオミメティクス自体の取組みは古く、1950年代に始まったといわれる。衣服にくっつく野生ゴボウの実をヒントにしてつくられた面ファスナー(「マジックテープ」)や、蓮の葉が水をはじく性質を利用した撥水性塗料などは、初期のバイオミメティクス製品の代表例だ。
今世紀に入り、この分野に新たな波が押し寄せている。実用的なバイオミメティクス製品が次々に開発されているのだ。例えば、次のようなものだ。
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・壁や天井を歩けるヤモリの脚をヒントにした、再利用可能な粘着テープ

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蛾の目の構造を模倣して開発された無反射フィルム。中央のフィルムを貼った部分では周囲の映り込みがないことがわかる。蛾の目の表面はナノスケールの多数の突起で覆われ、光が反射しにくい性質をもつ。
ルフトハンザ航空は、サメの肌を模倣した機体塗料の飛行試験を行っている。サメの肌の表面にある「リブレット」と呼ばれる周期的な溝が、流体抵抗を低減する効果を利用するものだ。

・光をほとんど反射しない、蛾の目の構造を模倣した無反射フィルム(「モスアイ・フィルム」)
・水中を高速で泳ぐマグロの、水の抵抗が小さい皮膚の特性を利用して開発された船舶用塗料

2013年初めには、独ルフトハンザ航空が、エアバスA340の機体にサメの肌を模倣した機体塗料を塗布して飛行試験を始めたというニュースもあった。サメの肌の表面にある「リブレット」と呼ばれる周期的な溝構造によって乱流渦の発生を低減し、流体抵抗を弱める効果をもつものだ。ちなみに北京オリンピックで話題になった「スピード水着」も、サメ肌リブレットをヒントにして開発されたバイオミメティクス製品だ。・・・思い出したわ ^^♪
このように、バイオミメティクスの特長は、生物のもつ優れた「機能」を模倣し、技術やものづくりに利用することにある。しかし、近年より注目が高まっているのは、もうひとつの特長である、生物がもつ(そして、おそらく生物しかもっていない)省エネルギーな「製造プロセス」だ。例えばアワビの貝殻は、クルマにひかれてもびくともしない硬さと、曲げにも強いしなやかさを併せもつ、天然のセラミクス。その秘密は、炭酸カルシウムとタンパク質が繰り返し重なった多層ナノ構造にある。しかしさらに驚くことは、工業製品をはるかに超えるこの高性能な素材を、アワビは常温・常圧下で、いとも簡単につくり出しているということだ。
材料やエネルギーを大量に消費して製造される現代の工業製品とはまったく異なる方法による、生物特有の「省エネ」な製造プロセス。それは、わたしたち人類が直面している環境やエネルギーの問題を解決するための大きなヒントになるに違いない。そう、多くの人々が感じ始め、次世代のイノヴェイションを生む原動力としてのバイオミメティクスに、経済界からも熱い期待が寄せられている。「15年後には年間3,000億ドルの国内総生産、160万人の雇用をもたらす」という、米サンディエゴ動物園の試算もある。
巻き返す日本のバイオミメティクス研究
このような状況の下、バイオミメティクス分野で世界をリードするドイツが提唱者となって、2012年からバイオミメティクス技術の国際標準(ISO)化の活動が始まっている。実は、日本のバイオミメティクス分野は長らく「海外のあと追い」といわれてきた。しかし、今回の活動では、日本の研究者がワーキンググループのチェアマンを務めるなど、バイオミメティクスの国際標準化へむけて中心的な役割を担っている。」

*細菌の鞭毛回転モーターってのもあったですね ^^

画像:http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/storyz/special_issue/research_topics_nl72/201606_special_issue02 より 引用 Orz〜
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「大腸菌やサルモネラ菌など多くの病原菌は、体から伸びたべん毛で、根元にあるモーターを船のスクリューのように高速回転させて泳ぎまわっています」と、今田勝巳教授。べん毛を回転させているのは、直径約45ナノ㍍のタンパク質でできた分子モーター。毎秒300回転というF1エンジン並みの速度で回り、逆回転もできる。「べん毛モーターは、生体内で初めて見つかった回転機構。あたかも機械のように動くため『分子機械』とも呼ばれています」

「感染症を引き起こす病原菌は、通称『毒針』を作っています。例えばO-157であれば、腸の細胞に針を刺して病原性タンパク質を送りこみ、感染した細胞を乗っ取って増殖します。その毒針の仕組みが、べん毛モーターの部品を送り出す仕組みとほぼ同じであることがわかりました。毒針からの病原性タンパク質の送り出しを止めることができれば、病原菌が目的の細胞に泳ぎ着いても感染できません」

抗生物質を投与すれば、病原菌だけでなく腸内の善玉菌なども死んでしまううえ、耐性菌の問題も引き起こす。しかし毒針の送り出しを止めることができれば「病原菌の武器を取り上げることになります」。この研究は副作用が少なく体に優しい薬剤の開発などにもつながり、今後の成果に注目が集まっている。」


*この分野から、人類の福祉に役立つ発見が噴出しそうですね♪

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