SGLT2阻害剤って…?…"リンゴをかじると尿から糖が出ませんか?"…^^

一気に花開くように...その花に集まる目白押しのように上梓されてるらしい糖尿病の新薬ラッシュ…
そのなかで…SGLT2阻害剤(6剤?)ってのがあるのね…

95%の人は2型糖尿病の人…インシュリン非依存性…で...
メトホルミンが運動不足のメタボなインシュリン抵抗性の方に…
DPP4阻害剤/GLP-1受容体アゴニストがやせ形でインシュリン不足傾向の方に…日本人に多い...糖尿病早期に使用する方が有効(インシュリン分泌脳が保たれているから…)
α-グルコシダーゼ阻害剤が食後高血糖の低減に…
糖毒性の場合は一時的にインシュリンを使用して血糖値を正常化したあと(β細胞を糖毒性から解除)、上記薬剤を使用...

いずれも...低血糖は理論上起こさない…☆

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*DPP4阻害剤は7剤あり、リウマチに使われるバイオ製剤の7剤と奇しくも同じ数なのね ^^

ここに至って、SGLT2阻害剤ってのが雨後の筍のように現れてる…^^;
どんなものなのか調べてみたら…

*選択的SGLT=Sodium-Glucose Co-Transporter 2:ナトリウム依存性グルコース輸送担体

画像:http://dm.medimag.jp/column/24_1.html より 引用 Orz~
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SGLTとは、生体内のブドウ糖(グルコース)取り込み機構の一種で、細胞内外のナトリウム濃度差を駆動力として、ブドウ糖を細胞内に取り込むことが知られています。

SGLTのサブタイプとして、主に消化管、心臓、骨格筋、肝臓、肺、腎臓の近位尿細管に発現するSGLT1、主に腎臓の近位尿細管に発現するSGLT2、そして悪性腫瘍や小腸の神経細胞に発現するSGLT3の存在が確認されています。

腎臓は血液中の老廃物をろ過して尿として排泄するはたらきをもちます。腎臓に入った血液は、糸球体という毛細血管の固まりのようなところでろ過され、近位尿細管を通って体に必要なものは血液に再吸収され、不必要なものは尿として体外に排泄されます。

糸球体でろ過された原尿には、血しょうと同じ濃度のブドウ糖が含まれていますが、近位尿細管で実に99%以上のブドウ糖が再吸収されます。この原尿中のブドウ糖再吸収の主役が、SGLT2であるということが明らかになっています。SGLT2のはたらきで体に必要なブドウ糖が血液に再吸収され、体外に排出されずにすむのです。血糖改善により糖毒性を改善することで、インスリン抵抗性改善作用を示すことも認められています。
実際、SGLT2阻害薬を糖尿病モデルマウスに投与した結果、血糖値が下がり、インスリン分泌能も回復し、合併症も改善することが確認されています。

気になる副作用ですが、実は家族性腎性糖尿病の患者さんではSGLT2遺伝子の変異が確認されていて、SGLT2がもともと機能していない状態、つまりSGLT2阻害薬を服用しているのと同じ状態といえます。このような患者さんの病態として、尿糖が出たものの血糖値は正常で、低血糖や血液量減少の傾向をともなうことは極めて稀で、尿糖の量が増加した以外に異常は認められていません。
また、現在腎臓以外でSGLT2が高発現している臓器は確認されていません。そのため、低血糖症状を含めた重篤な副作用が出現する可能性は低いと考えられています。

ただ、SGLTの発現が血液や尿などの水輸送活性と結びついていることが分かってきていますので、SGLTを阻害することで、多尿やそれに伴う脱水症状をもたらす可能性もあり、今後の検討課題となっています。」

東大病院・門脇院長 SGLT2阻害薬 肥満傾向の患者や既存治療で効果不十分例に適す

2014/02/03 
SGLT2阻害薬は、腎臓でのグルコース再吸収を抑制することで体内の余分な糖を尿と一緒に排出する経口薬。糖尿病治療薬の多くがインスリンにフォーカスした薬剤なのに対し、新しい切り口の薬剤となる。門脇氏は、SGLT2阻害薬が脂肪減少作用や糖排泄時の浸透圧利尿作用を有することから、血糖降下作用だけでなく体重や血圧への「好ましい影響」があると説明した。また、罹病期間が長い患者ではケトアシドーシスのリスクが高まる恐れがあるため、インスリン分泌が保たれている発症早期の患者が適しているとの見方も示した。」

有効性に関するデータを見ると、SGLT2阻害薬を12~26週間にわたり単独投与すると、HbA1c値はベースラインから最大1.2%程度まで低下。空腹時血糖値は30~40mg/dL、食後2時間血糖値はおよそ60mg/dL低下です。また体重減少があるのも興味深いです。・・・

それから、副作用ですが、尿の中に大量のブドウ糖が排泄されるので、尿路感染とか女性では性器感染症も生じやすくなると思います。また、ブドウ糖排泄にともない、浸透圧利尿で尿量が増加して脱水になる可能性もあるので、高齢者には注意が必要です。

SGLT2阻害薬内服で、血中総ケトン体が平均0.3mmol/L(300μmol/L)増加です。
血中総ケトン体の基準値が、「26~122μM/L」ですので結構な上昇ですね。

血液中のブドウ糖を100g(400キロカロリー)尿中に排泄するので、その分脂肪をエネルギー源とするため、肝臓でのケトン体生成が高まるものと思われます。・・・

糖質摂取時に比べたら、糖質制限時は、脂肪を主たるエネルギー源にするので、肝臓でケトン体を生成します。結果的には、糖質制限食でもSGLT2阻害薬内服でも、血中ケトン体が上昇しますが、インスリン作用があるていど以上あるなら、生理的なもので心配はいりません。」


そもそもは、リンゴの樹皮に含まれていたフロリジンにこの作用が発見されていたらしいのね ^^…いずこも…漢方薬/生薬から始まってる…☆

画像:http://www.sglt2.info/about/vol04.htm より 引用 Orz~
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古くからリンゴやナシの樹皮を投与すると、尿糖が検出されることが知られており、1835年、フランスの化学者によってリンゴの根の樹皮から「フロリジン」が抽出されました。フロリジンには解熱作用があり、当初は抗マラリア薬として期待されていましたが、1886年に尿糖を誘発することが明らかにされました。
フロリジンは以下の課題があったため、糖尿病治療薬として臨床応用されませんでした。
フロリジンのO-グルコシド結合は、小腸のβグルコシダーゼにより容易に加水分解されてしまいます。そのため経口投与時に有効な血中濃度の維持が困難でした。
また非選択的にSGLTを阻害するため、小腸に多く発現するSGLT1の阻害によりグルコース、ガラクトースの吸収を阻害し、下痢などの消化器症状が発現する懸念がありました。
さらに腎臓におけるSGLT2とSGLT1の両方を阻害することは、正常血糖時においてもグルコース再吸収を抑制し、低血糖を助長する懸念もありました。」

so…"リンゴを齧ると尿から糖が出ませんか?"ってなことにはならなかったのね…そもそも…樹皮で…皮じゃなかったわ…^^;...Orz~
この薬の使い方って...糖毒性を軽減させるという意味はあるのかも知れないけど...原因療法から遠ざかってるような薬ですよねぇ…?…^^;
まだ...勉強不足の嫌いあり…^^;…?
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